こんにちは。近所にハローズが開店してにぎわっております。
24時間営業なのでこれからお世話になる事も多いと思います。
さて、この前のぶどうの話に関連してよく見かける慢性腎臓病について少しつぶやいてみます。
ご存知の方も多いかもしれませんが・・・
病院でよく見るケースとして食欲が無くて、吐いてしんどそうということで来院され
検査の結果腎臓病ということがわかった場合、かなり進行していることが多いです。
初期の段階ではなんとなく食欲がないとかたまに吐くという症状なので夏バテかな、
とか一時的なものかな、と思いがちです。
そもそも腎臓病の場合、血液検査で腎臓の数値が上昇する段階で発見される場合が多いですが
その段階ですでに腎臓の組織の75%以上は壊れてしまっていると言われています。
つまりそこまで悪くならないと血液検査で数値が上昇してこないのです。
そして一度壊れてしまった腎臓の組織は再生しないため、治療によって症状は改善できても腎臓を元に戻すことはできません。そのため進行した腎不全では輸液や透析をずっと継続して行なっていく必要があります。
ではもう少し早い段階で腎臓病を見つけるには?
血液検査で異常がまだ出ていない段階での腎臓病を見つけるには尿検査と超音波検査があります。
この段階の症状としてはまだはっきり表れないことも多いため、定期的な健康診断で見つかることもあります。そしてこの初期の段階で見つけることが出来れば、輸液をしなくても食事管理や内服で長期間生存できる可能性も高くなります。
腎臓病に限ったことではありませんが、何か気になる症状があれば早めに病院にご相談ください。